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暮れの風景

今年も残すところあと一日。お正月を迎える準備も佳境を迎えています。

 

今日はまずサーモンのスモーク。昨日のうちに塩抜きと水抜きを済ませた紅鮭を、15〜25度くらいの温度で4時間ほど冷燻します。そのあと1時間ほど風干しをして、美味しい手作りスモークサーモンができあがりました。

 

合間には、お正月用の白菜を漬けました。おせちの合間に食べる白菜漬けは、なかなかおつなものです。

 

各部屋のカーテンを順番に洗ってゆくのも暮れならでは。ピカピカに磨かれた窓と、真っ白になったレースのカーテンがまぶしく感じます。

 

今日はさらに煮豚を作りました。例年なら時間短縮のために圧力鍋で作るのですが、今年はあらかじめ成形してネットで包んであるバラ肉を購入したところ、圧力鍋にはとても入らない大きさ。仕方がないので、芋煮会でも始まりそうな家で一番大きな鍋を取り出して調理しました。

 

うちの煮豚はちょっと変わっていて、梅酒と醤油で煮付けます。でもその前に、米ぬかを使って一時間ほど下ゆでします。米ぬかを使うと肉が柔らかくなるのです。

 

茹で終わった豚肉は、アクを丁寧に洗い流して再び鍋へ。梅酒と醤油と水を1:1:1くらいの割合で混ぜ合わした汁にドボン。片面を一時間煮たあと、ひっくり返してさらに1時間。そのまま冷まして、1時間おきくらいに上下をひっくり返す作業を何度か繰り返して仕上げます。

 

明日はいよいよ、おせち作りの本番。さあ、頑張ろう。

ベーコンとハムが・・・?

前回の記事が11月30日。その三日ほど前にベーコンとハムの仕込みをした旨、簡単に記してあります。通常ですと、五日から一週間ほど塩漬けにしたあと、塩抜きをして乾燥させ、燻製をかけてベーコンとロースハムになる、という道をたどることになるわけですが、仕事の都合に外出の都合に天気の都合をあれこれ考えているうちに好機を逃し、そのまま10日以上が過ぎてしまいました。まあ、これから塩抜きして燻製してもいいのですが、もうこうなったらベーコンとハムはあきらめようと・・・。

 

で、何になるのか、と言うと、バラ肉はパンチェッタに、ロース肉は生ハムになります。あと一週間ほど冷蔵庫で塩漬けのまま過ごしてもらい、塩抜きをしたあと、あとはひたすら乾燥、乾燥。お正月の頃には美味しい生ハム&パンチェッタになっている予定。これはこれで楽しみです。

忘れないように記録

先週の金曜日、27日にベーコンとハムの仕込みをしました。今回はベーコンが1キロ、ロースハムは1.2キロですが、半分は生ハムになる予定。忙しくて、仕込みをしたことさえ忘れそうなので、ここに記録。

 

水曜日か木曜日には、立派なベーコン&ハムに化ける予定。生ハムはお正月用かな?

これが噂のアブラハム

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以前にロースハムの切り口の写真はご紹介しましたが、これも自家製のハムです。

 

ロースハムを作る際に、切り落とした部分を集めて一本のハムにしました。脂が多いので別名「アブラハム」。

 

でも、この脂のところがとても美味しいのです。普通のロースハムよりも、人気があります。両方切って食卓に出すと、たいていこちらからなくなります。

 

なお、自家製ハムについてはこちらをご覧ください。

http://yasue.3lives.net/2009/07/post-20.php

ベーコンとロースハムを自宅で作る

昨日はおかげさまで燻製日和。数日前から着々と準備を進めてきた甲斐がありました。作ったのはベーコンとロースハム。まずは前の晩ピチットシートに包んで乾燥させておいた肉を取り出します。

 

 

smoke090712_2.gifこちらはロース肉。1キロの固まりです。これがロースハムになります。このままでは大きすぎるので、ケーシングの直径に合わせて肉を切ります。切った肉はケーシングに詰めてたこ糸で縛ります。今回は友人に差し上げる分もあるので、ミニハムが2本、大ハムが1本。もう1本は余った肉を適当に詰めたもの。この余った肉ハムは、脂身が非常に多いのですが、実は豚のうま味は脂身にあり。うちでは通称「脂ハム」(リンカーンにあらず)と呼んでいますが、本当はこれが一番美味しいと評判です。

 

 

smoke090712_3.gif写真真ん中が噂の「脂ハム」です。脂身好きにはたまらない旨さです。

 

ケーシングに詰めるのは結構大変で、詰め終わるのに約1時間かかります。詰め終わったら準備完了。次に炭を起こします。

 

 

 

 

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温度管理の難しい燻製は、サーモスタット付きの電熱器を使った方が失敗が少なくてすむそうですが、私は炭を使用。もともと家の居間には囲炉裏と火鉢があり、冬場は炭を絶やさず熾していますので、炭の扱いはお手の物。手間はかかりますが、何と言ってもガスや電気より格段に美味しい料理ができあがりますから、炭を使わない手はありません。ちなみに炭は食物を加熱するときに水分と結びつかないので美味しいのだとか。化学式を見れば一目瞭然、と理系の大学の先生に教わったことがあります。写真の炭は一見火がついていないようにも見えますが、しっかり熾きています。この炭を使って、まずはスモークせずに肉を2時間ほど乾燥させます。温度は65〜70度くらいに保ちます。

 

 

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こちらは燻製機。写真には少ししか写っていませんが、傍らにはパラソルが立ててあります。陽射しは余りありませんが、多少なりとも日陰を作ってあげることで、無駄な温度上昇を防ぎます。

 

 ちなみにこの燻製機はステンレス製。広島のアールテックというメーカーのもので、じゃぶじゃぶ水洗いができるという利点があります。サイズも大きいので鮭もそのまま吊せます。去年の暮れはスモークサーモンを作りましたが、これは本当に美味でした。

 

 

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いざ乾燥開始です。扉は閉めますが、温度が上がってきたらときどき明けて風を入れてあげます。炭の按配を、空気穴を使ってうまく調節しながら、温度を管理します。

 

2時間の乾燥時間が終わったらいよいよスモーク。スモークチップはサクラやりんごなどを使用しますが、今回は大量に余っていたブナを使用。本来は魚に向いたチップ。燻製をテーマにした料理本などを見ていると、肉には肉向けのチップを使わなければならないようなことが書いてありますが、そんなことはありません。もちろん、向き不向き、香りの善し悪しはありますが、これでなくてはならないという決まりは何もないのです。スパイスや塩の分量にしても、はかりできっちり量る必要なんてないと思います。そのときどきで味が多少変わったとしてもご愛敬。楽しみながら作ることが一番大切だと思っています。

 

 

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 できあがったベーコンです。ブナは色づきが良いチップなので、仕上がりは非常に美しいのですが、少しばかりいぶ臭いかんじがします。このまま風にさらしてやると、たいていそのいぶ臭さが消えるのですが、今回はなかなか消えませんでした。特に夏場なので、乾燥した風を期待できないのが痛かったかも? でも、もちろん味はぱっちりなんですよ。

 

 

 

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ロースハムの方は、まだ作業が残っています。スモークを終えたら、75度程度のお湯で1時間半ほど加熱します。これでいぶ臭さの問題も解決します。昼過ぎからずっと続けていた燻製作りもいよいよ終盤だなあと思いながら、網やら脂受けの皿やらを洗います。茹で終わったときには、時計の針は7時を回っていました。6時間。半日仕事でした。

 

 

さて、こうしてできあがったベーコンとロースハムですが、すぐに食べられるわけではありません。まずあら熱を取り、それからラップ等に包んで冷蔵庫に保管します。冷たく冷やすことで、脂分が落ち着き、美味しくなります。ハムは一晩も寝かせれば大丈夫ですが、脂身の多いベーコンは2〜3日たってからの方が美味。一応、今朝になって両方を切ってみました。ベーコンは思った通りまだ脂が落ち着いていませんでしたが、ロースハムは大丈夫でした。

 

 

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こちらがロースハムを切ったところ。どこかのお中元のコマーシャルみたいでしょ? このうっすらピンクに染まった肌の美しさ。うっとりします。もちろん味もバッチリです。

 

ベーコンとハムを手作りするようになってから、市販のものに手が出なくなりました。自分で作ったハムやベーコンはもちろん無添加。安心して食べられる上に、何と言っても美味しいのです。

 

 

今の時代は何事にもスピードを要求されがち。家庭料理の世界でも、手っ取り早いとか、簡単とか、手間をかけずに美味しいものを作ろうという流れが主流になっているように思えます。それを否定するつもりはありませんが、手間暇かけてきちんと作ったものの方が、やはり美味しいと思うのは私だけでしょうか。一から手作りすることで、食材への愛情も増すように思えます。そして料理への情熱もまたいや増すのです。

 

おかげさまで燻製日和

燻製をするのに大切なのは気温と湿度。共に低ければ低いほど良い燻製が作れます。つまり夏場は燻製には適さない季節。梅雨ともなれば、言わずもがなです。

 

それでも敢えて燻製をするのは、美味しいベーコンとロースハムが食べたいから。毎日のように天気の週間予報に目を凝らし、このあたりならと当たりをつけた日をめがけて肉を塩漬けにします。

 

ちょうど一週間ほど前、5日の日曜日に塩漬けにしたバラ肉3キロとロース肉2キロがちょうど良い具合になってきました。昨日はこの肉を流水で塩抜き。ただしバラ1キロだけはパンチェッタにする予定なので、もう少し冷蔵庫に眠っていただきます。

 

塩漬けにした肉はピチットシートに包んで一晩乾燥させます。そしていよいよ燻製と相成るわけですが、おかげさまで本日、気温もあまり上がらず湿度も低め。狙い通りです。あとは陽射しがあまり差さないよう祈るばかり。燻製機に陽が当たると、温めてもいないのに温度が上がってしまうから。

 

とにもかくにも今日は昼から燻製です。庭にパラソルを広げ、燻製機の傍らで本でも読みつつ温度管理をしながら、呑気に一日を過ごしたいと思っています。

 

 

自家製パンチェッタ

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生ハムも燻製の一種ですが、実際には煙でいぶすことはしません。塩漬けにした肉を乾燥させて作ります。本来は寒い季節に、外で風にさらして乾燥させるのですが、温暖化の著しい昨今、特に東京のようにヒートアイランド現象で冬でも温まっている都会では極寒の1〜2月でもまず無理。

 

そこで活躍するのが、冷蔵庫とピチットシートという脱水シート。1〜2週間塩漬けにした肉を流水で塩抜きした後、ピチットシートに包んで冷蔵庫に入れます。シートを毎日取り替えながら約2週間。余分な水分が抜ければ出来上がりです。ウイスキーで表面をふいて香りを出して、さらに一日ほど寝かせれば、より美味しくなります。

 

薄切りにして、オリーブオイルをかけていただけば、まさに至福の時。1カ月もかけてようやく口にはいるわけですから、感激もひとしおです。

 

できあがったパンチェッタは小分けにして冷凍保存が利きますが、そんな暇もなく食べてしまうことの方が多いみたい。ちょっと進んだな、と思ったら、火を通してパスタなどと合わせていただきます。